ノーリスは、色素性疾患(シミ)と血管病変(赤ら顔)に対し、
IPL治療器として国内で初めて2つの薬事承認を取得しており、
効果と安全性が担保されていることが特徴です。
「I2PL」という次世代型IPLを搭載しており、
400nm以下そして950nm以上の波長を遮断する仕組みとなっています。
そのため、従来型のIPLよりも肌への負担や痛み、リスクを抑制することが可能です。
西宮市にある当院では、主に赤ら顔でお悩みの方に対する治療でノーリスを使用しています。
赤ら顔とは、顔の皮膚が常に赤く見える状態を指します。
この症状は、毛細血管の拡張や炎症が原因で起こり、
気温の変化(特に寒暖差の激しい季節)やストレス、紫外線などが引き金となることがあります。
特に、頬や鼻の周辺に赤みが目立ち、自己治療では改善しづらいことが多いです。
血管拡張は、顔の皮膚の下にある毛細血管が外部の刺激や内部の影響によって異常に拡張することで発生します。
通常であれば、血管は適切なサイズに収縮しますが、赤ら顔の方は一度拡張した血管が元に戻りにくく、
常に赤みが残る状態になってしまいます。
また、皮膚のバリア機能が低下すると、外部からの刺激に対して敏感になり、さらに症状が悪化することが特徴です。
赤ら顔にはいくつかの種類があります。
以下はその代表的なものです。
毛細血管が拡張し、皮膚表面に血液が透けて見える状態です。寒暖差やストレスによって悪化することがあります。
また特に女性の場合は、妊娠や更年期などでホルモンが大きく変動する時期に赤ら顔が悪化することがあります。
肌が敏感で乾燥しやすい方、ニキビやアトピー性皮膚炎を抱えている方など、炎症が原因で肌が赤くなるタイプです。
炎症が続くと皮膚のバリア機能が更に低下してしまうため、外部刺激の影響を受けやすくなり、赤ら顔の症状が慢性化することがあります。
酒さは、慢性的な皮膚疾患のうちのひとつです。中年以降の世代によくみられ特に鼻や頬に生じやすいことが特徴です。
酒さは通常の赤ら顔とは違い、刺激感やほてりなどが起こりやすく不快感が出やすいとされています。
遺伝的な体質やアルコールなどの刺激が原因になることがあります。
当院で赤ら顔治療にノーリスを使用している理由は2つあります。
ノーリスは通常の毛細血管に対してはほぼ反応しないのですが、太くなった血管に流れる赤血球に反応し熱が発生します。
それにより太い血管だけが消退し赤みが改善されるという仕組みを持っています。
IPLの光エネルギーが血管に吸収され、過剰な血液の流れを正常化させることで、顔全体の赤みを減少させることが可能です。
IPLの光がメラニン色素に反応し、シミやそばかすを徐々に薄くする効果があります。
これにより、赤ら顔と同時にシミの治療も行うことができるため、
総合的な美肌効果が期待できます。
シミ以外にも毛穴の開き、ニキビやニキビ跡の赤み等、
様々な症状に合わせたトータルケアが可能です。
ノーリスによる治療は、比較的安全性が高いとされておりダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクをすることが可能です。
稀に痂皮化、色素沈着等の副作用が現れることがあります。施術後に気になる症状が現れた場合は、そのままにせず当院までご連絡ください。
また、治療後に一時的な赤みや腫れが生じることがありますが、通常は数日で治まります。
シミ治療では、一時的にシミが濃く見えることがありますが、これは自然な治癒過程であり、時間とともに改善されます。
赤ら顔の状態や個人の肌質によりますが、通常は3〜6回の治療が必要です。
西宮市の櫻根皮フ科では、患者様の肌に合わせた治療プランを提供しています。
個人差はありますが、ほとんど痛みを感じない方もいればゴムではじかれた程度の痛みを感じる方もいらっしゃいます。
ノーリスは他のIPL治療器と違って痛みが少ないことが特徴です。
施術後は肌を保湿し、紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
シミやそばかすの場合は照射直後~数日で濃く浮き出るものがありますが、洗顔や入浴を繰り返すことにより
2週間程度で自然に剥がれていきますので、無理に剝がしたり、擦らないようにご注意ください。
はい、ノーリスは赤ら顔とシミの同時治療が可能です。
IPLの光エネルギーが、肌全体に働きかけるため、複数の悩みを一度に改善することが期待できます。
(消費税込み)
西宮市で赤ら顔やシミにお悩みの方は、
苦楽園口駅にある皮膚科専門医のいる
櫻根皮フ科までお気軽にご相談ください。